JIS A0203-2019 pdf download

JIS A0203-2019 pdf download.繊維製床敷物試験方法−第9部:剝離強さ試験方法.
1 適用範囲
この規格は,繊維製床敷物の表層材(例えば,パイル糸がタフティングされた基布)を裏張り材から分離するときに必要な力を決定する方法について規定する。 この規格は,裏張り材(フォームバッキングも含む。)をもつ全ての繊維製床敷物に適用できる。 注記1 この試験方法によって得られた結果は,
品質管理には役立つが実用性能を保証するものではない。 注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 11857:1999,Textile floor coverings−Determination of resistance to delamination(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則 注記 対応国際規格:ISO 139,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing JIS L 0212-1 繊維製品用語(衣料を除く繊維製品)−第1部:繊維製床敷物 JIS L 1021-1 繊維製床敷物試験方法−第1部:物理試験のための試験片の採取方法 注記 対応国際規格:ISO 1957,Machine-made textile floor coverings−Selection and cutting of specimens for physical tests
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS L 0212-1によるほか,次による。
3.1 剝離強さ(delamination force) 50 mm幅の試験片の裏張り材を分離するために要する力(N)。
4 原理 試験片の端末を手であらかじめ剝離しておき,規定する引張試験機を用い,規定する温湿度下で,剝離する。剝離のときの力を測定し,剝離強さを求める。
5 A法
5.1 装置
5.1.1 引張試験機 300 mm/min±10 mm/minの速度で引っ張ることができる定速伸長形引張試験機。
5.1.2 試験片固定用ジグ 試験時に,引張試験機のつかみからの試験片の滑りを防止するために設計された,25 mm×75 mmののこぎり(鋸)歯状のジグ又は詰め物をしたつかみ。
5.1.3 荷重−剝離挙動自記記録計 コンピュータ装備又は未装備にかかわらず,引張試験機の引張速度と等速度でチャートを描ける装置又は適切なソフトウェア及び出力機能を備えた記録計。
5.1.4 繊維製床敷物用粘着テープ 50 mm幅の粘着テープ。
5.2 試験片
5.2.1 JIS L 1021-1によって,試料の生産方向に対して平行及び直角に,幅50 mm,長さ200 mmの試験片をそれぞれ5枚採取する。剝離は,試験片の長さ方向で行う。フォームバッキングされた製品については,試験時のフォームの引裂けを防止するために,50 mm幅の繊維製床敷物用粘着テープをフォームに貼り付けておく。 5.2.2 各試験片の裏張り材を短辺の片側から,あらかじめ50 mm,手で剝離しておく。 なお,メッシュのような“こし”のない裏張り材又は強固でない裏張り材をもつ製品の場合,試験片の裏面に50 mmの長さの粘着テープを前面に貼り付け,その部分を引張試験機のつかみに確実かつ正確に把持することが望ましい。
5.3 調製及び試験時の環境
5.3.1 試験片は1枚ずつ,使用面を上にして,標準状態下(5.3.2)で24時間以上調製する。
5.3.2 調製及び試験時の環境は,試験のための標準状態として,温度20 ℃±2 ℃,相対湿度(65±2)%とする。
5.4 手順 手順は,次による。
a) 引張試験機の一方のつかみに,試験片から分離させた裏張り材を全幅にわたり挟み,その後,もう一方のつかみに,裏張り材以外の構成層を均等な張力で挟む。剝離は,試験片の端に直角になる方向で行う。
b) 300 mm/min±10 mm/minの一定速度で引っ張り,試験時の力−剝離挙動を記録し,剝離時の力(N)の変動記録をとる。試験片が分離するまで試験を行い,各試験片についてこの操作を行う。
c) いずれかの構成層(裏張り材又は裏張り材以外の構成層)が試験中に切断した場合,又は剝離が他の部分で発生した場合(例えば,基布からパイルが抜ける又は裂け目がフォームバッキング層で生じた場合)は,この異常を記録し,それが発生した時点の強さを記録する。 注記 例えば,異常が発生したときに,記録紙上に印を付けておく。JIS A0203 pdf download.

Download
Download

匿名

Comment

Anonymous