JIS A1132-2020 pdf download

JIS A1132-2020 pdf download.コンクリートの強度試験用供試体の作り方.
4 コンクリート試料
4.1 試験室で作る場合 コンクリート試料を試験室で作る場合は,JIS A 1138による。 4.2 その他の場所で採取する場合 コンクリート試料をミキサ,ホッパ,コンクリート運搬装置,打ち込んだ箇所などから採取する場合,その採取方法は,JIS A 1115による。
5 圧縮強度試験用供試体
5.1 供試体の寸法 供試体は,直径の2倍の高さをもつ円柱形とする。その直径は,粗骨材の最大寸法の3倍以上かつ100 mm以上とする。供試体の直径の標準は,100 mm,125 mm,150 mmとする。 注記 粗骨材の最大寸法が40 mmを超える場合には,40 mmの網ふるいでふるって40 mmを超える粒を除去した試料を使用し,直径150 mmの供試体を用いることがある。ここで,40 mmの網ふるいとは,JIS Z 8801-1に規定する公称目開き37.5 mmの網ふるいのことをいう。
5.2 器具 器具は,次による。
a) 型枠は,非吸水性でセメントに侵されない材料で造られたものとする。
b) 型枠は,供試体を作るときに漏水のないものとする。また,幾つかの部品からなる型枠の場合,その継ぎ目には油土,硬いグリースなどを薄く付けて組み立てる。
c) 型枠は,所定の供試体の精度が得られるものとする1)。 注記 型枠は定期的に精度の確認を行うものとする。 注1) 試験の目的によっては,精度の確認された型枠を使用する場合,5.5 a)〜d),
6.4
a)〜c) 及び7.4 a)〜
b) を省略してもよい。
d) 型枠の内面には,コンクリートを打ち込む前に鉱物性の油又は非反応性の剝離剤を薄く塗る。
e) 突き棒を用いて締め固める場合,突き棒は,先端を半球状とした直径16 mm,長さ約500〜600 mmの丸鋼とする。
f) 内部振動機によって締め固める場合,振動機はJIS A 8610による。振動機の棒径は,供試体の最小寸法の1/4以下2) とする。
注2) 直径100 mmの供試体の場合,棒径28 mmを用いてもよい。 g) 振動台式振動機によって締め固める場合,振動機はJIS A 8611による。 なお,振動台式振動機又はその他の方法によって締め固める場合,対象となるコンクリート試料を十分締め固めることのできる性能のものとする。
5.3 コンクリートの打込み
5.3.1 コンクリートの詰め方 コンクリートは,2層以上のほぼ等しい層に分けて詰める。各層の厚さは,160 mmを超えてはならない。
5.3.2 詰め方の方法 詰め方の方法は,次による。
a) 突き棒を用いる場合 各層は少なくとも1 000 mm2に1回の割合で突くものとし,すぐ下の層まで突き棒が届くようにする。突いて材料の分離を生じるおそれのあるときは,分離を生じない程度に突き数を減らす。 突き終わった後,型枠側面を木づち(槌)で軽くたたく等して,突き棒によってできた穴がなくなるようにする。
b) 内部振動機を用いる場合 内部振動機は,コンクリート中に鉛直に挿入する。最下層を締め固める場合は,型枠底面から約20 mm上方の深さまで突き入れる。最下層以外を締め固める場合は,すぐ下の層に20 mm程度差し込むようにする。 振動締固めは,大きな気泡が出なくなり,大きな骨材の表面をモルタル層が薄く覆うまで続け,その後ゆっくりと引き抜く。 振動機を抜き終わった後,型枠側面を木づち(槌)で軽くたたく等して,振動機によってできた穴がなくなるようにする。
c) 振動台式振動機を用いる場合 型枠は振動台に取り付けるか,強固に押し当てる。振動締固めは,大きな気泡が出なくなり,大きな骨材の表面をモルタル層が薄く覆うまで続ける。振動のかけすぎは避けなければならない。
5.3.3 上面のならし 型枠の上端より上方のコンクリートは取り除き,表面を注意深くならす。 キャッピングを行う場合は,コンクリート上面が,型枠頂面から僅かに下になるようにする。
5.4 供試体の上面仕上げ
5.4.1 キャッピングによる場合 キャッピングは,次による。
a) キャッピング用の材料は,コンクリートによく付着するもので,かつ,コンクリートに悪影響を与えるものであってはならない。
b) キャッピング層の圧縮強度は,コンクリートの予想される強度より小さくてはならない。
c) キャッピング層の厚さは,供試体直径の2 %を超えてはならない。 なお,参考として供試体のキャッピング方法を附属書JAに示す。
5.4.2 研磨による場合 研磨によって上面を仕上げる場合は,コンクリートに悪影響を与えないように行う。
5.4.3 アンボンドキャッピングの場合 供試体打込み時に硬化後の平面度3) が2 mm以内になるように仕上げなければならない。この供試体を強度試験に適用する場合には,JIS A 1108の附属書A(アンボンドキャッピング)による。 注3) ここでいう平面度は,平面部分の最も高い所と低い所とを通る二つの平行な平面を考え,この平面間の距離をもって表す。
5.5 供試体の形状及び寸法の許容差 供試体の形状及び寸法の許容差は,次による。
a) 供試体の寸法の許容差は,直径で0.5 %以内,高さで5 %以内とする。
b) 供試体の載荷面の平面度3) は,直径の0.05 %以内とする。ただし,JIS A 1108の附属書Aによる場合の上面は除く。
c) 供試体の載荷面(上面)と底面との平行度4) は,1 mm以内とする。 注4) ここでいう平行度は,供試体高さの最大値と最小値の差である。JIS A1132 pdf download.

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