JIS A1224-2020 pdf download.砂の最小密度・最大密度試験方法.
4.5 はかり はかりは,0.1 gまではかることができるもの。
4.6 恒温乾燥炉 恒温乾燥炉は,空気循環式で炉内の温度を(110±5)℃に保持できるもの。
4.7 デシケーター デシケーターは,JIS R 3503に規定するもの,又はこれと同等の機能をもつ容器で,シリカゲル,塩化カルシウムなどの吸湿剤を入れたもの。
5 試料 試料は,次による。
a) JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいで,目開き2 mmのふるいを通過し,目開き75 μmのふるいに95 %以上残留する材料を試料に用いる。
b) JIS A 1201に規定する方法によって得られた材料を試料に用いる。
c) 試料の1個当たりの最少量は,湿潤質量で約500 gを目安とする。
d) (110±5)℃で一定質量になるまで炉乾燥する。
e) 炉乾燥試料をよくときほぐした後,デシケーターに移し,おおむね室温になるまで冷ましたものを試料とする。
6 試験方法
6.1 最小密度試験 最小密度試験は,次による。
a) モールドの質量md(g)をはかる。
b) モールド底面中央に漏斗を立て,試料の分級が起こらないように注意して漏斗の中に試料を入れる。
c) 漏斗を一定の速度で鉛直に上げていき,20秒〜30秒でモールドの上端面全周から試料をあふれさせる。モールド内の試料の最頂部と漏斗の口先とが常に一致し,かつ,試料の流れがとぎれないように注意する。
d) モールドの上端面の縁に直ナイフを載せ,素早く滑らせて一気に試料の余盛部分を除去する。モールドの縁の上にある試料の一部を注意深く払い除き,そこに,飛越し防止板の中央が位置するように直ナイフを載せる。その際,モールドに衝撃を与えないようにする。 e) 試料及びモールドの質量m1(g)をはかる。
f) 試験は,同時に採取した試料5個について,毎回新しい試料で行う。
6.2 最大密度試験 最大密度試験は,次による。
a) カラーを装着したモールドに,ほぼ同質量に10等分し,試料を10層に分けて入れる。
b) カラーとモールドとを片手で軽く押さえ,木づちをモールドを置いたテーブルに沿って滑らせながらモールドの側壁を打撃する。振幅は50 mm程度とし,モールド側壁の同一点を約1秒間で5連打する。5連打後,モールドを45°〜90°回転させ,この操作を繰り返す。各層ごとに,モールドを回転させながらモールドの側面を100回打撃して試料を締め固める。 なお,9層目の締固めを終了したとき,モールドが試料でほぼ満たされ,最後の10層目が余盛となるようにする。
c) 締固め後,カラーを取り外し,試料の余盛部分を直ナイフで除去する。
d) 試料及びモールドの質量m2(g)をはかる。
e) 試験は,同時に採取した試料3個について,毎回新しい試料で行う。
7 計算 計算は,次による。
注記 従来,密度の単位として用いられてきたg/cm3は,Mg/m3と同じ数値を示す。
a) 最小密度は,次の式を用いて算出し,四捨五入によって,小数点以下2桁に丸める。 なお,試験結果の代表値は,算術平均値とする。平均値は四捨五入によって,小数点以下2桁に丸める。
b) 最大密度は,次の式を用いて算出し,四捨五入によって,小数点以下2桁に丸める。 なお,試験結果の代表値は,算術平均値とする。平均値は四捨五入によって,小数点以下2桁に丸める。JIS A1224 pdf download.