JIS A1226-2020 pdf download.土の強熱減量試験方法
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0207 地盤工学用語
JIS A 1201 地盤材料試験のための乱した土の試料調製方法
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0207による。
4 試験器具 試験器具は,次による。
4.1 炉乾燥容器 容器は,繰り返して使用しても質量の変化を生じない,耐熱性及び耐腐食性をもつもの。
4.2 恒温乾燥炉 恒温乾燥炉は,空気循環式で炉内の温度を(110±5)℃に保持できるもの。
4.3 電気マッフル炉 1 000 ℃以上に加熱可能な炉。 4.4 はかり 0.001 gまではかることができるもの。
4.5 るつぼ JIS R 1301に規定する蓋付きの容量30 mL又は50 mLのもので,強熱によって質量の変化を生じないもの。るつぼの容量は,高有機質土などでは50 mLのもの,それ以外の土では30 mLのもの。
4.6 ふるい JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるい目開き2 mmのもの。
4.7 デシケーター デシケーターは,JIS R 3503に規定するもの,又はこれと同等の機能をもつ容器で,シリカゲル,塩化カルシウムなどの吸湿剤を入れたもの。 4.8 その他の器具 a) るつぼばさみ b) 乳鉢及び乳棒 磁製又はめのう製のもの。
5 試料 試料は,次による。
a) 炉乾燥容器の質量mx(g)をはかる。
b) JIS A 1201によって得られた試料を用い,ときほぐしやすい程度まで空気乾燥する。
c) 土の塊,植物の根などの有機物を乳鉢でときほぐす。
d) 目開き2 mmのふるいを用いてふるい分けを行い,ふるい上に残留物が生じた場合は,ふるい上残留分の質量my(g)をはかる。
e) ふるい通過分を炉乾燥容器に入れ,炉乾燥容器及びふるい通過分の全質量mz(g)をはかる。
f) ふるい上に残留分が生じた場合の,ふるい上残留分の全体に占める質量分率(%)は,次の式を用いて算出して,四捨五入によって,小数点以下1桁に丸める。JIS A1226 pdf download.