JIS A1509-13-2020 pdf download.セラミックタイル試験方法− 第13部:ユニットタイルの品質試験方法
1 適用範囲 この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。)を多数個連結したユニットタイルの寸法,表張り台紙及び裏連結材の接着性,表張り台紙の剝離性,裏連結材の耐水接着性及び裏連結ユニットタイルの裏面開口率の測定方法について規定する。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1509-1 セラミックタイル試験方法−第1部:抜取検査 JIS A 5209 セラミックタイル JIS B 7507 ノギス
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209による。
4.試料の数 試料の数は,JIS A 1509-1に規定する数とする。
5 寸法測定器具 寸法測定器具は,JIS B 7507に規定する最小表示量0.01 mm以下のノギス又はこれと同等以上の性能をもつ測定器具。
6 手順
6.1 寸法 ユニットタイルの寸法測定の手順は,次による。ただし,連結のない方向には適用しない。 なお,長さ及び幅は,ミリメートル(mm)単位とし,四捨五入して小数第2位まで表示する。
a) 平物ユニットタイル 平物ユニットタイルの製作寸法の測定は,ユニットタイルの端部から約5 mm内側に入った位置を基点とし,その基点を結ぶ直線距離を測定する(図1参照)。ただし,不定形タイルを用いた平物ユニットタイルの場合,製造業者が定めた方法によって測定する。 測定値から長さ及び幅の寸法は,次によって求める。
1) 正方形状のユニットタイルの長さ 四辺の寸法の平均値を求める。
2) 長方形状のユニットタイルの長さ及び幅
2.1) 長さ 二つの長辺の寸法の平均値を求める。
2.2) 幅 二つの短辺の寸法の平均値を求める。
b) 一つの面で構成された役物ユニットタイルの長さ 一つの面で構成された役物ユニットタイルの場合,ユニットタイルの端部から約5 mm内側に入った位置に基点を設け,その基点を結ぶ直線距離を測定し(図2参照),二辺の平均値を求める。ただし,不定形タイルを用いた役物ユニットタイルの場合は,製造業者が定めた方法によって測定する。
c) 複数の面で構成された役物ユニットタイルの長さ 複数の面で構成された役物ユニットタイルの場合,ユニットタイルの端部から約5 mm内側に入った位置及び複数の面のコーナー部の3か所に基点を設け,それぞれ基点を結ぶ直線距離を,寸法測定器具を用いて測定し(図2参照),三辺の平均値を求める。ただし,不定形タイルを用いた役物ユニットタイルの場合は,製造業者が定めた方法によって測定する。
6.2 表張り台紙及び裏連結材の接着性 ユニットタイルの一辺をつまんで垂れ下げ,タイルが表張り台紙又は裏連結材から剝がれ落ちないかどうかを調べる。
6.3 表張り台紙の剝離性 表張りユニットタイルの台紙面を上にして置き,台紙に水を十分含ませて3分間放置した後,台紙を指でつまみ,引き剝がしたとき,全てのタイルから台紙が剝がれるかどうかを調べる。
6.4 裏連結材の耐水接着性 裏連結ユニットタイルの一辺をつまんで垂れ下げた状態で,常温の清水中に約3時間浸せき(漬)した後,静かに引き上げて,タイルが連結材から剝がれ落ちないかどうかを調べる。
6.5 裏連結ユニットタイルの裏面開口率 適用部位1) の面積に対する連結材が存在しない部分の面積の割合を開口率として求める。 注1) 適用部位とは,1枚のユニットタイル,1個のタイル及び目地部全体のことである。JIS A1509-13 pdf download.