JIS A6209-2020 pdf download.コンクリート用火山ガラス微粉末
1 適用範囲
この規格は,コンクリート,モルタル及びセメントペーストに混和材料として用いるコンクリート用火山ガラス微粉末(以下,火山ガラス微粉末という。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 6204 コンクリート用化学混和剤 JIS A 6207 コンクリート用シリカフューム
JIS M 8853 セラミックス用アルミノけい酸塩質原料の化学分析方法
JIS R 1626 ファインセラミックス粉体の気体吸着BET法による比表面積の測定方法
JIS R 5201 セメントの物理試験方法 JIS R 5202 セメントの化学分析方法
JIS R 5210 ポルトランドセメント JIS Z 1505 クラフト紙袋−セメント用
JIS Z 1651 非危険物用フレキシブルコンテナ
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,
JIS A 6207によるほか,次による。
3.1 火山ガラス微粉末 火山噴出物を原料とし,選別,分級,粉砕などによって製造したアルミノけい酸塩ガラス(火山ガラス)を主成分とした微粉末。
3.2 基準モルタル 火山ガラス微粉末の品質の試験において,結合材として,JIS R 5210に規定する普通ポルトランドセメントを用いて作製した基準とするモルタル。
3.3 試験モルタル 火山ガラス微粉末の品質の試験において,結合材として,基準モルタルに使用した普通ポルトランドセメントと試験の対象とする火山ガラス微粉末とを,質量比で9対1に混合したものを用いて作製したモルタル。
4 種類 火山ガラス微粉末の種類は,
表1に規定する品質によって区分し,次の3種類とする。
a) 火山ガラス微粉末I種
b) 火山ガラス微粉末II種
c) 火山ガラス微粉末III種
6 試験方法
6.1 試料 試料の採取及び調製は,次による。
a) 採取 試料は,平均的な品質を表すように採取し,縮分する。
b) 調製 試料の調製は,JIS R 5201の箇条5(試料)による。ただし,“セメント”を“火山ガラス微粉末”に読み替えて適用する。
6.2 二酸化けい素 二酸化けい素の試験は,JIS M 8853の8.[酸化けい素(IV)の定量方法]による。
6.3 酸化アルミニウム 酸化アルミニウムの試験は,JIS M 8853の9.(酸化アルミニウムの定量方法)による。
6.4 酸化マグネシウム 酸化マグネシウムの試験は,JIS M 8853の15.(酸化マグネシウムの定量方法)による。
6.5 三酸化硫黄 三酸化硫黄の試験は,JIS M 8853の18.(硫黄の定量方法)による.JIS A6209 pdf download.