JIS B2710-1-2020 pdf download.重ね板ばね−第1部:用語
この規格は,主に自動車,鉄道車両,産業機械に使用する重ね板ばねの製品仕様,設計方法及び試験方法に関する主な用語について規定する。一般的なばねに関する用語は,JIS B 0103に規定されている。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0103 ばね用語 3 用語及び定義 この規格で規定する用語及び定義は,次による。 なお,参考のために慣用語,対応英語及びばね記号を示す。
注記 用語の番号は,JIS B 0103で4桁の数字を用いて1桁目が“1”から“7”まで体系的に定められており,その番号との重複を避けるため,この規格では1桁目を“8”としている。
番号 用語 定義 参考 慣用語 対応英語 記号 8001 リーフ 重ね板ばねを構成するばね板。通常,長い方から順 に,1番リーフ,2番リーフなどと呼ぶ。
注記 1番リーフは親板ともいう。この場合に,2番リーフ以降を子板という。 leaf 8002 リーフの引張側 リーフが所定の作用力を受けたとき,引張応力が働 く面。 テンション面 tension side 8003 リーフの圧縮側 リーフが所定の作用力を受けたとき,圧縮応力が働 く面。 コンプレッシ ョン面 compression side 8004 中心穴 重ね板ばねにおいて,各リーフの中央部分に設けた 締結用の穴。穴は必ずしも幾何学的中心になくても よい。また,穴ではなく,各リーフのずれ止めのた めに突起又はくぼみを設ける場合もあるが,特に誤 解を招くことがない限り,これらも総称して中心穴 と呼ぶことがある。
センタ穴 centre hole 8005 固定側スパン スパンのうち,固定側の力の支持中心から中心穴までの距離(図1参照)。 fixed half span lA 8006 固定側ストレートスパン 1番リーフがまっすぐに伸びた状態における固定側 の力の支持中心から中心穴までの距離(図1参照)。JIS B2710-1 pdf download.