JIS B4129-4-2020 pdf download.刃先交換チップ用ホルダ・ 丸シャンク内径旋削用の形状・寸法 第4部:切れ刃の形状記号.
4設計
4.1工見の様式
この規格に適合するホルダは,次のように設計する。
切削油剤供給穴の有無
防振装置の有無
これらの設計は,製造業者に裁量の余地がある
4.2クランプ方式
ホルダの標準クランプ方式は,表1及び表2による。
JSB4129-1に規定するクランプ方式を選択する場合,文字記号は,JISB4129-1の表3(記号4)によって,他のクランプ方式の場合は,製造業者の説明書又は受渡当事者間の協定による。表1及び表2によらないクランプ方式に変更する場合は,使用するチップの厚さなどを考慮する。
4.3コーナ半径r
この規格に規定するそれぞれの丸シャンクホルダは,表1及び表2に規定する切れ刃長さのチップを装着することができる。ただし,その切れ刃は,任意のコーナ半径rをもつことができる。
表1及び表2に規定する∫及び4の値は,表3のそれぞれの中のコーナ半径rをもつチップのホルダに適用する。
4.4刃先交換チップの厚さs
チップ厚さの値sは,表1及び表2に基づき,敷板を使用しないチップ及び標準設計のホルダに使用するチップに適用する。
表1及び表2によらないチップの厚さを使用するホルダは,注文時又は出荷時にその旨を明示する。
1今回の制定までの経緯
JISB4128:1998は,ISO6261:1995を基に制定された。一方,JISB4129:1998(以下,旧規格という。)
は,ISO5609:1995を基に制定された。また,ISO6261:2011及びISO5609:1998を基にISO5609-1:2012 ISO5609-6:2012の6部の規格群として制定された。
この改正によって,JISB4128:1998及び旧規格を廃止し,JISB4129の規格群として制定することとし
この規格はそのうちのJISB4129-4である日本機械工具工業会(旧超硬工具協会)は,JIS原案作成委員会を組織して,JIS原案を作成した。
2制定の経緯
今回の制定に当たっては,ISO5609-4:2012(以下,対応国際規格という。)の規定を取り入れ,国際規格との整合性を保つことを第一の狙いとして,作業を行った。
3審議中に特に問題となった事項
審議中に特に問題となった事項及び審議事項は,次のとおりである
ISO6261:2011及びISO5609:1998を基に改正が行われ,ISO5609.-1:2012~ISO5609-6:2012の6部に再構成された。それに対応するこの規格の構成について,議論がなされた。その結果,国際規格に整合した方が,利用者に利便性があるとの結論に達し,この規格はJISB4129の規格群とし,第1部~第6部として制定することとした。その際,ISO5609-2:2012~ISO5609-6:2012に共通して記載されている事項は,利用者の利便性のためJISB4129-1へ集約した
4主な改正点
旧規格からの主な改正点は,次のとおりである。
a)規格名称“スローアウェイチップ”を“刃先交換チップ"に改正した。
b)寸法(箇条3)対応国際規格に合わせて呼び記号及び対応する寸法を追加した。その際,図1及び図2において対応国際規格の切込み角の公差が誤記であったため修正した。また,図2において対応国際規格で欠落していたを追加した.JIS B4129-4 pdf download.