JIS B6084-2020 pdf download

JIS B6084-2020 pdf download.回転工具及びツーリングシステムの 釣合せ要求事項
1 適用範囲
この規格は,回転工具及びツーリングシステムの釣合せ要求事項について規定する。また,許容残留静不釣合い及び動不釣合いの計算手法についても記載する。この規格は,遠心力に起因して発生した不釣合いが主軸軸受に損傷を与えることなく,かつ,機械加工,工具寿命及び工作物品質の低下を防ぐという考えに基づいている。
注記1 この規格に関係する回転工具及びツーリングシステムには,例えば,JIS B 6064-1及びJIS B 6064-2に規定する中空テーパインタフェース(HSK),JIS B 6065-1及びJIS B 6065-2に規定するボールトラック機構をもつモジュラーテーパインタフェース,JIS B 6066-1及びJIS B 6066-2に規定するポリゴンテーパインタフェース,JIS B 6339-1及びJIS B 6339-2に規定する7/24テーパシャンク,JIS B 6340-1及びJIS B 6340-2に規定する自動工具交換用7/24テーパ穴をもつ主軸端がある。 この規格のもう一つの重要かつ複雑な課題は,モジュラー工具システムの釣合せである。この規格は,モジュラー工具システム及びその部品を釣り合わせるための計算方法及び計算の過程についても記載している。 この規格は,ツールシャンクをクランプしたときの軸中心の偏心及び釣合せ手順に及ぼすその偏心の影響に焦点を当てている。この偏心は,回転工具又はツーリングシステムと工作機械主軸との間で(工具交換するたびに)発生するだけでなく,ツーリングシステムを組み立てるときにも発生する。
注記2 望ましくない加工若しくはシステム条件(例えば,特定の回転速度で発生する機械構造の部分的な共振)又は設計及び機械に関係する技術的条件(例えば,軸の突出し長さ,狭い空間条件,振動の影響を受けやすい装置,クランプ装置及び工具設計)は,振動負荷の増大及び釣合せ要求事項が増えることにつながる可能性がある。これらは,個々の機械と工具−主軸系との相互関係に依存し,
一つの規格にまとめることは不可能である。この規格の推奨する限界値からの偏差が個々の場合に必要になることがある。
注記3 ツールシャンクのインタフェース部の摩耗は,クランプ状態を変化させ,その結果,振れ及び釣合せ状態を悪化させる可能性がある。この規格では,摩耗の影響については扱っていない。
注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16084:2017,Balancing of rotating tools and tool systems(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 21940-2,Mechanical vibration−Rotor balancing−Part 2: Vocabulary 注記 この規格の対応国際規格ではISO 1925,Mechanical vibration−Balancing−Vocabularyを引用規格としているが,ISO 1925は2017年に廃止され,新たにISO 21940-2:2017として制定されたため,これを引用した。
なお,ISO 21940-2の対応JISは,現在のところ制定されていない。JIS B6084 pdf download.

Download
Download

匿名

Comment

Anonymous