JIS B8238-2020 pdf download.LPガス用圧力調整器.
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 高圧部
LPガス容器内の圧力が直接加わる部分。
3.2 中圧部
調整器の種類ごとに,次のa)〜c) の部分。
a) 自動切替式一体型調整器及び二段式一体型調整器において,一段目の減圧機構によって減圧された圧力が加わる部分。
b) 自動切替式分離型調整器及び二段式一次用調整器において,出口側圧力が加わる部分。
c) 二段式二次用調整器において,入口側圧力が加わる部分。
3.3 低圧部 単段式調整器,自動切替式一体型調整器,二段式一体型調整器及び二段式二次用調整器の出口側圧力が加わる部分。
3.4 調整圧力 調整器の出口側圧力のうち,ガスを供給している状態の圧力。
なお,調整器の種類ごとの調整圧力は,附属書Aを参照。
3.5 閉塞圧力 調整器の出口側圧力のうち,出口側からのガスの流出を止めたときの圧力。
なお,調整器の種類ごとの閉塞圧力は,附属書Aを参照。
3.6 容量 調整器の整圧能力を示すものであって,定められた入口側及び出口側の圧力範囲内において,整圧(減圧・調整)することができる1時間当たりのLPガス質量。容量の単位は,キログラム毎時(kg/h)とする。
3.7 安全装置 低圧部の圧力が規定圧力以上になったとき,低圧部のガスの一部を大気に放出して一定以下の圧力に保つ機構。
3.8 本体 カバーと組み合わせて一対とし,ダイヤフラム,受圧板,安全弁,レバーなどの主要部品を収納するとともに減圧室を構成する部品。ボディ部ともいう(図1〜図6参照)。
3.9 通気口 ダイヤフラムの大気側を常に大気圧に保つように設けた開口部。低圧部の通気口は,安全弁が作動したときにガス放出口となる。
3.10 性能曲線 調整器の入口側の圧力ごとに,ガス流量を横軸に出口側圧力を縦軸にとって描いた調整器の整圧性能を示す曲線。
3.11 基準出口圧力 調整器の調整圧力のうち,基準となる出口圧力。
3.12 切替機構 自動切替式調整器において,手動によって使用側と予備側とを切り替える機構。
3.13 使用側 自動切替式調整器において,容器からの入口圧力が入口圧力範囲の下限値未満に低下するまで一定の出口圧力を保持し,LPガスを供給する側。 注記 切替機構によってLPガスを供給する側を使用側としている。
3.14 予備側 自動切替式調整器において,使用側のLPガス容器だけで供給圧力が維持できなくなったとき,その不足分に応じて自動的にガスを補給する側。
3.15 補給開始圧力 自動切替式調整器において,予備側容器からガス補給が始まるときの使用側の入口圧力。
3.16 表示器 自動切替式調整器において,予備側からLPガスを補給していることを赤で表示する部分。
3.17 カップリング接続 図1 b)に示すソケットによる接続方法で,JIS B 8245の図1(ガス充てん口の寸法)の“充てん口がカップリング式の場合”の充塡口と容易に,かつ,確実に接続及び切離しができる構造の入口側の接続方法。 3.18 コンセント接続 図1 b)に示すコンセント式プラグによる接続方法で,ソケットをワンタッチで着脱できる出口側の接続.JIS B8238 pdf download.