JIS C5964-7-1-2020 pdf download.光ファイバコネクタかん合標準− 第7-1部:MPOコネクタ類(F13形)−1列
2 概要
このMPOコネクタ類は,直径0.7 mmの2本のピンを利用して,通常,6.4 mm×2.5 mmの角形フェルールが整列したことを特徴とする多心光コネクタである。フェルール端面に位置する2本のガイドピン又は二つのガイドピン穴間に,1列配列で2心から12心までの光ファイバを配列することが可能である。この光コネクタは,プッシュプル形のかん合機構及び光軸方向に力を加えるばねをもつ。
プラグには,1個のガイドキーがあり,かん合するとき,プラグ及びアダプタの接続方向及び位置関係に制限を加える。 光コネクタかん合部は,フェルール端面に位置するピンをもつM形プラグ,ピン穴をもつF形プラグ及び図1に示すアダプタで構成する。
F形プラグは,M形プラグと互換性をもつ。 斜め研磨プラグには,下向き角度プラグ及び上向き角度プラグの2種類があり,さらに,M形プラグ及びF形プラグで定義される。この上下の角度は,光ファイバの光軸に対するフェルール端面の斜め研磨方向で定義される。
上向き角度プラグに関しては,フェルール端面は上向きに力がかかる。
下向き角度プラグに関しては,フェルール端面は下向きに力がかかる。
この角度は,2種類のアダプタでその互換性に影響する。ガイドキー溝が反対方向のアダプタは,例えば,一方が下向き角度プラグでもう一方が上向き角度プラグというようにガイドキーが相反する方向にかん合する。これに対して,ガイドキー溝が同一方向の光アダプタは,ガイドキーが同一の方向に二つのプラグがかん合する。斜め研磨プラグとガイドキー溝とが反対方向のアダプタを使用する場合は,下向き角度プラグ同士又は上向き角度プラグ同士がかん合する。
斜め研磨プラグとガイドキー溝とが同一方向のアダプタを使用する場合は,下向き角度プラグと上向き角度プラグがかん合する。
さらに,F形プラグとM形プラグとのかん合は,アダプタの代わりに,バックプレーンハウジング及びプリント板ハウジングでも形成できる。
なお,F形プラグは,光能動部品のレセプタクルとかん合できる。
3 かん合標準 この規格は,次のかん合標準を対象とする。
− かん合標準IEC61754-7-1-1:MPO-F形プラグ下向き角度斜め研磨2心〜12心のかん合標準−プッシュプル
− かん合標準IEC61754-7-1-2:MPO-M形プラグ下向き角度斜め研磨2心〜12心のかん合標準−プッシュプル
− かん合標準IEC61754-7-1-3:MPOアダプタかん合標準−プッシュプル
− かん合標準IEC61754-7-1-4:MPO-F形プラグ直角研磨2心〜12心のかん合標準−プッシュプル − かん合標準IEC61754-7-1-5:MPO-M形プラグ直角研磨2心〜12心のかん合標準−プッシュプル
− かん合標準IEC61754-7-1-6:MPOバックプレ
ーンハウジングかん合標準−自己保持
− かん合標準IEC61754-7-1-7:MPOプリント板ハウジングかん合標準−自己保持
− かん合標準IEC61754-7-1-8:MPOアダプタ(キー溝同一方向)かん合標準−プッシュプル − かん合標準IEC61754-7-1-9:MPOコネクタ形光デバイスレセプタクル斜め研磨−自己保持
− かん合標準IEC61754-7-1-10:MPOコネクタ形光デバイスレセプタクル直角研磨−自己保持
− かん合標準IEC61754-7-1-11:MPO-F形プラグ上向き角度斜め研磨2心〜12心のかん合標準−プッシュプル − かん合標準IEC61754-7-1-12:MPO-M形プラグ上向き角度斜め研磨2心〜12心のかん合標準−プッシュプル かん合できる組合せを,表0Aに示す。また,MPOコネクタ構成を,図1に示す。JIS C5964-7-1 pdf download.