JIS C62368-1-2021 pdf download.オーディオ·ビデオ,情報及び通信技術機器−第1部 : 安全性要求事項.
この規格は,エネルギー源を分類し,これらのエネルギー源に対するセーフガードを規定する製品安全規格であり,さらに,これらのセーフガードの適用及び要求事項の指針を示している。
この規格に規定するセーフガードは,痛み,傷害,及び火災における物損の可能性を軽減することを目的としている。
この箇条の目的は,設計者が機器の安全設計のために安全の基本原則を理解する手助けをすることであ
る。これらの原則は,参考事項であり,この規格の詳細な要求事項に置き換わるものではない。
0.2 この規格で扱う人の種類
0.2.1 一般事項
この規格は,3種類の人,すなわち,一般人,教育を受けた人及び熟練者の保護のためのセーフガードについて記載する。別途規定しない限り,一般人の保護のための要求事項を適用する。この規格では,人は,痛み又は傷害を引き起こす可能性がある状態又は状況を故意に起こさないものと仮定する。
注記1 オーストラリアでは,教育を受けた人又は熟練者の作業は,規制当局からの正式な免許を必要とする場合がある。
注記2 ドイツでは,ある一定の法的要件を満たしている場合だけ,教育を受けた人又は熟練者としてみなすことができる。
0.2.2 一般人
一般人とは,教育を受けた人及び熟練者以外の全ての人を指す用語である。一般人には,機器の使用者だけではなく,機器にアクセスするか,又は機器の近傍にいる全ての人を含む。通常動作状態又は異常動作状態の下で,一般人は,痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさらされないことが望ましい。単一故障状態の下で,一般人は,傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさらされないことが望ましい。JIS C62368-1 pdf download.