JIS G3116-2020 pdf download.高圧ガス容器用鋼板及び鋼帯.
8.2.1 試験一般
機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とする。
なお,曲げ試験は,省略してもよい2)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わなければならない。
注2) 試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならないことを意味する。
8.2.2 引張試験片及び曲げ試験片の数
同一溶鋼に属し,同一厚さのものを一括して一組とし,引張試験片及び曲げ試験片をそれぞれ1個採取する。ただし,一組の質量が25 tを超えるときは,それぞれ2個採取する。
8.2.3 引張試験片及び曲げ試験片の採取位置及び方向
引張試験片及び曲げ試験片の中心は,幅の縁から幅の1/4又はそれに近い位置とし,圧延方向に平行に採取する。
8.2.4 試験片
引張試験片及び曲げ試験片は,次による。
a) 引張試験片は,JIS Z 2241の5号試験片による。
b) 曲げ試験片は,JIS Z 2248の3号試験片による。
8.2.5 試験方法
引張試験及び曲げ試験の方法は,次による。
a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
b) 曲げ試験方法は,JIS Z 2248による。曲げ角度及び内側半径は,表3による。
9 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条4に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条5に適合しなければならない。
d) 形状,寸法及び質量は,箇条6に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条7に適合しなければならない。
10 再検査
引張試験又は曲げ試験で合格とならなかった鋼板及び鋼帯は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を判定してもよい。
11 表示
検査に合格した鋼板及び鋼帯は,1結束ごと又は結束しない鋼板は,1枚ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事者間の協定によって,製品識別が可能な範囲で項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 溶鋼番号又は検査番号.JIS G3116 pdf download.