JIS L 1951-2019 pdf download

JIS L 1951-2019 pdf download.生地の遮熱性試験方法.
4 試験場所
試験場所は,採光窓がなく,照明を消灯することで暗室になる室内とし,温度及び湿度は,JIS L 0105の5.1.1(標準状態)による。
5 原理 太陽光に近い分光分布及び放射照度をもつ光を試験片の表面に照射し,試験片を透過した熱線及び光照射によって加熱された試験片から再放射された熱線を,試験片の背面に非接触で配置した熱線受光体で吸収する。光照射前及び光照射して所定時間後の熱線受光体温度を測定し,その遮熱性能を遮熱率で表す。
6 装置 この規格に用いる試験装置は,次による。
6.1 試験装置 試験装置は,太陽光に近い分光分布及び放射照度をもつ光を試験片表面に照射し,試験片の背面に非接触で配置した熱線受光体の温度を測定することができるもので,6.1.1〜6.1.8を満足する装置から構成される。図3に試験装置の例を示す。
6.1.1 光源 JIS C 8904-9に規定するスペクトル合致度 等級B以上,及び放射照度800±100 W/m2で試験片表面を照射できる人工太陽照明灯。
6.1.2 試験台 板の中心から64 mmの位置を中心とした48 mm×48 mmの開口部を,等間隔に4か所設けた600 mm×450 mm,厚さ5 mm〜7 mmの発泡樹脂板(図1参照)。
6.1.3 熱線受光体 JIS H 3100のC1100Pの銅板に放射率0.94以上の黒体塗料で塗装した,50 mm×50 mm,厚さ0.3 mmの板。
6.1.4 スペーサ 断熱性をもつ材質で,外寸法90 mm×90 mm,内寸法50 mm×50 mm,厚さ5 mmの試料を熱線受光体から一定の距離に保つための枠(図2参照)。 例えば,厚さ3 mmの木製枠の両面に厚さ1 mmのコルクシートを貼り付けたもの。
6.1.5 試験片ホルダ 断熱性をもつ材質で,外寸法90 mm×90 mm,内寸法50 mm×50 mm,厚さ5 mmの試料をたるみ又はゆがみがないように保持するための枠(図2参照)。 例えば,厚さ3 mmの木製枠の両面に厚さ1 mmのコルクシートを貼り付けたもの。
6.1.6 遮蔽板 光源と試験台との間に挿入し,試験台全面を光源から遮ることができる板。 6.1.7 架台 試験台を水平に保持し,試験台上方に光源,試験台下方にサーモグラフィを設置できる機構をもつ。鉛直方向につり下げた光源の光軸に水平に保持した試験台の中心を合わせ,光源の光学フィルタ表面から試験台までの距離を500 mmに保持できる台。 6.1.8 サーモグラフィ JIS R 1803の5.(サーモグラフィの選択)に規定するもの。
6.2 記録装置 サーモグラフィに接続し,測定温度を連続的に記録できる装置。
6.3 日射計 ISO 9060に規定するsecond classのもの,又は同等以上の性能をもつもので,光源の放射照度を測定可能な装置。
7 試験片の調製 試験片は,JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)又は6.4[製品(縫製品)状の試料の試験片]によって,90 mm×90 mmの試験片を4枚採取する。 なお,柄物などの不均一な生地の試験片採取については,受渡当事者間の協定によって,その試料を代表する部分から採取する。
8 操作手順 試験の操作手順は,次による。
a) 試験場所の照明を消灯した状態で,試験台(6.1.2)の開口部中央に日射計のセンサ部を光源に向けて設置し,試験台の4か所全ての開口部の放射照度が800±100 W/m2になるように光源の出力を調節する。 なお,光源は,全ての測定操作が終わるまで消灯しない。
b) 光源と試験台との間に遮蔽板を挿入して光源の光を遮り,試験台を標準状態まで冷却する。 c) 試験台の4か所の開口部を熱線受光体(6.1.3)で覆う。JIS L 1951 pdf download.

Download
Download

匿名

Comment

Anonymous