JIS L1021-9-2020 pdf download

JIS L1021-9-2020 pdf download.繊維製床敷物試験方法−第9部:剝離強さ試験方法.
4 原理 試験片の端末を手であらかじめ剝離しておき,規定する引張試験機を用い,規定する温湿度下で,剝離する。剝離のときの力を測定し,剝離強さを求める。
5 A法
5.1 装置
5.1.1 引張試験機 300 mm/min±10 mm/minの速度で引っ張ることができる定速伸長形引張試験機。
5.1.2 試験片固定用ジグ 試験時に,引張試験機のつかみからの試験片の滑りを防止するために設計された,25 mm×75 mmののこぎり(鋸)歯状のジグ又は詰め物をしたつかみ。
5.1.3 荷重−剝離挙動自記記録計 コンピュータ装備又は未装備にかかわらず,引張試験機の引張速度と等速度でチャートを描ける装置又は適切なソフトウェア及び出力機能を備えた記録計。
5.1.4 繊維製床敷物用粘着テープ 50 mm幅の粘着テープ。
5.2 試験片
5.2.1 JIS L 1021-1によって,試料の生産方向に対して平行及び直角に,幅50 mm,長さ200 mmの試験片をそれぞれ5枚採取する。剝離は,試験片の長さ方向で行う。フォームバッキングされた製品については,試験時のフォームの引裂けを防止するために,50 mm幅の繊維製床敷物用粘着テープをフォームに貼り付けておく。
5.2.2 各試験片の裏張り材を短辺の片側から,あらかじめ50 mm,手で剝離しておく。 なお,メッシュのような“こし”のない裏張り材又は強固でない裏張り材をもつ製品の場合,試験片の裏面に50 mmの長さの粘着テープを前面に貼り付け,その部分を引張試験機のつかみに確実かつ正確に把持することが望ましい。
5.3 調製及び試験時の環境 5.3.1 試験片は1枚ずつ,使用面を上にして,標準状態下(5.3.2)で24時間以上調製する。
5.3.2 調製及び試験時の環境は,試験のための標準状態として,温度20 ℃±2 ℃,相対湿度(65±2)%とする。
5.4 手順 手順は,次による。
a) 引張試験機の一方のつかみに,試験片から分離させた裏張り材を全幅にわたり挟み,その後,もう一方のつかみに,裏張り材以外の構成層を均等な張力で挟む。剝離は,試験片の端に直角になる方向で行う。
b) 300 mm/min±10 mm/minの一定速度で引っ張り,試験時の力−剝離挙動を記録し,剝離時の力(N)の変動記録をとる。試験片が分離するまで試験を行い,各試験片についてこの操作を行う。
c) いずれかの構成層(裏張り材又は裏張り材以外の構成層)が試験中に切断した場合,又は剝離が他の部分で発生した場合(例えば,基布からパイルが抜ける又は裂け目がフォームバッキング層で生じた場合)は,この異常を記録し,それが発生した時点の強さを記録する。 注記 例えば,異常が発生したときに,記録紙上に印を付けておく。
5.5 試験結果の表し方 試験結果の表し方は,次による。
a) 各試験片の力−剝離挙動のグラフの試験開始の最初から25 %の部分及び最後から25 %の部分を捨て,中央の50 %の領域を5等分する(図1参照)。
b) 5等分した各区間内に,記録されたピークの最大値を求める。
c) 各試験片について,ピークの最大値の平均値を剝離強さとして算出する。
d) 剝離方向に対して,各試験片から求めた剝離強さの平均値(N)を求める。
e) 明確なピークが得られなかった場合は,目視判断によって,力−剝離挙動の中心を通る伸長軸に対して平行な線を引き,これを平均剝離強さとして求める。剝離方向に対して,各試験片から求めた剝離強さの平均値(N)を小数点以下1桁まで求める。
5.6 試験報告書 試験報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格番号及び箇条番号
b) 裏張り材(フォームバッキングも含む。)の種類又は明細.JIS L1021-9 pdf download.

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