JIS M8721-2020 pdf download

JIS M8721-2020 pdf download.鉄鉱石−比表面積の測定− 空気透過装置を用いた試験方法.
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS M 8700による。
3.1 ブレーン比表面積,BSA(blaine surface area) 単位質量当たりのペレットフィード粒子の全表面積。 注記 通常,平方センチメートル毎グラム(cm2/g)で表す。
3.2 ペレットフィード(pellet feed) ペレット製造に取引される粉鉱石。 注記 通常,0.150 mm未満の粉鉱石を少なくとも80 %含んでいる。
3.3 骨格密度(skeleton density) 試料の質量と,閉気孔(存在する場合)の体積を含み,開気孔及び充塡試料内の粒子間の空隙を除いた試料の体積との比で,粉砕しない試料を用いて,
JIS M 8717の箇条6(試験方法)の方法で測定したもの。
3.4 充塡層の空隙率(bed porosity) 充塡層のかさ容積に対する空隙の体積との比。
4 原理 既知の空隙率をもつ圧縮された測定試料層を通して周囲の空気を吸引し,測定試料を通過する空気の流速に基づき,ペレットフィードのブレーン比表面積を求める。
5 サンプリング及び試験試料の調製並びに測定試料の調製
5.1 サンプリング及び試験試料の調製 ロットのサンプリング及び試験試料の調製は,
JIS M 8702による。 105 ℃±5 ℃で恒量1)になるまでオーブンで乾燥し,次に室温まで冷却した乾燥試料を,少なくとも200 g用意する。 注1) 恒量とは,試料の質量を1時間ごとに測定し,その2回の測定値の差が,乾燥前の測定試料の質量の0.05 %以下に達した場合をいう。
5.2 測定試料の調製 目開き1.0 mm又はそれに最も近いふるい(篩)によって全ての試験試料をほぐし,大きさが1.0 mm未満の,分割した試験試料を約50 g作る。さらに,目開き0.150 mmのふるいでほぐし,ふるい上の試料とふるい下の試料とを混合し,均質化する。JIS M 8702で推奨されている手動二分器のような手動で縮分する方法を使用して分割した試験試料を作製してもよい。 各々の測定試料の質量は,7.2.1の式(5)に従って計算する。試験試料から少なくとも四つの測定試料を採取する。非磁性のへらを使用して数個のインクリメントを作り,それぞれの質量を0.01 gの桁まではかる。 注記 細粒試料では,輸送中に自己凝集し,これを乾燥するとやや硬い玉になるため,ふるいによるほぐしの作業が行われる。
6 ブレーン空気透過装置
6.1 一般 ブレーン比表面積を求める試験(以下,比表面積試験という。)に用いるブレーン空気透過装置及び器具は,次で構成する。
a) オーブン,工具,安全装置などの一般試験機器
b) 透過セル(以下,セルという。)
c) 有孔金属板
d) プランジャ
e) マノメータ f) ろ紙
g) ストップウォッチ
h) ノギス i) ひょう(秤)量器 ブレーン空気透過装置の例を,
図1に示す。
6.2 仕様
6.2.1 セル 内径が12.7 mm±0.7 mmの耐腐食性金属製のチューブとする。有孔金属板(6.2.2)を支持するための0.5 mm〜1.0 mmの幅の棚は,チューブの上端部から55 mm±10 mmの距離に上部表面をもち,チューブの内面にしっかりと固定する。セルの内面は,磨き仕上げとし,セルとマノメータとは,すり合わせ仕上げで密接させる。チューブの上端部は,突き出したつば(鍔)をもち,外部からマノメータに密着させる。
6.2.2 有孔金属板 厚さ0.9 mm±0.1 mmで,セルの内径よりも0.5 mm以下の小さな径をもち,25個〜40個の直径1.0 mm±0.2 mmの穴が均等に配置された耐腐食性金属製の板とする。セルの棚内面と有孔金属板表面とを密着させる。有孔金属板の下になる面には印を付ける。
6.2.3 プランジャ セルの内径よりも0.1 mm小さな径をもち,側面に3.0 mm±0.5 mmの空気抜きの溝をもち,上端につばのある耐腐食性金属製の真っ直ぐな円柱とする。プランジャをセルに設置し,つばの下面からのプランジャの長さは,充塡層の高さを15 mm±1 mmに作ることができる長さとする。
6.2.4 マノメータ 外径が9 mmで,垂直に取り付けられた,透明なガラス製のU字管とする。一方のアームには,マノメータの底から250 mm〜305 mmの位置に側面取出し口をもち,そのマノメータアームの側面取出し口から55 mmの位置に気密バルブ又はクランプを備え付ける。このアームには,管の周囲に四つの中間線を刻む。最下の中間線(D標線)は,側面取出し口の125 mm〜145 mm下方に設ける。D標線の上部,15 mm±1 mmの位置にC標線,70 mm±1 mmの位置にB標線,及び110 mm±1 mmの位置にA標線を設ける。 マノメータは,低粘性,低密度かつ異物のない,不揮発性,非腐食性及び非吸湿性の液体(例えば,ジブチルフタレート,軽質鉱油。以下,マノメータ液という。)でD標線まで満たす。マノメータ液は,着色して用いてもよい。マノメータから空気を抜いて,ゴム球を取り付けたフレキシブルチューブを,側面取出し口の自由端に接続して吸引し,油液面を持ち上げる。マノメータのもう一方のアームに,シリンジ(注入器)などの加圧装置を接続し,油液面を持ち上げてもよい。
6.2.5 ろ紙 JIS P 3801に規定する5種Aとし,セルの内径と同じ径をもつ円形で,かつ,滑らかな縁のもの。
6.2.6 ストップウォッチ 表1の精度をもち,0.5秒まで測定できるもの。JIS M8721 pdf download.

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