JIS S2350-2020 pdf download.容量表示付きガラス製びん
1 適用範囲
この規格は,液体を充塡したときに入味線が見えるソーダ石灰ガラス製のびんであって,液体をある一定の入味線高さまで充塡したときに,容量が呼び容量と同じ値となる容量表示付きガラス製びん(以下,“容量表示付きびん”という。)について規定する。また,特殊容器に商品を入れる場合の入味線高さについても規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7510 精密水準器
JIS B 7517 ハイトゲージ
JIS S 2301 炭酸飲料用ガラスびんの肉厚測定方法
JIS S 2302 炭酸飲料用ガラスびんの耐内圧力試験方法
JIS S 2304 炭酸飲料用ガラスびんの熱衝撃試験方法
JIS S 2305 炭酸飲料用ガラスびんのひずみ測定方法
JIS Z 8103 計測用語 JIS Z 9003 計量規準型一回抜取検査(標準偏差既知でロットの平均値を保証する場合及び標準偏差既知でロットの不良率を保証する場合)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。
3.1 特殊容器 計量法第17条第1項によって,計量法第16条の“使用の制限”を除外される透明又は半透明の容器。 注記 特殊容器は,計量法上,液体を型式ごとに定められた高さ(表D.2に規定する下限入味線高さ)まで満たすことによって,液体の体積を計量器で計量しなくてもよいとされている。
3.2 呼び容量 容量表示付きびんの容量をミリリットル(ml)で表したもの。ある一定の入味線高さまで内容物を充塡したときの容量と同じ。
3.3 容量公差 容量表示付きびんの呼び容量とその容量表示付きびんに充塡した水の体積の値との差の絶対値。
3.4 入味線 容量表示付きびんに充塡した内容物の液面の最下部の水平面がびんに投影する線。
3.5 入味線高さ 容量表示付きびんを水平な平面に置いたとき,びんの内容物の液面の最下部からびんを置いた平面までの垂線の長さ(図D.1参照)。
3.6 基準試験高さ 容量試験において基準とする入味線高さ(図3参照)。
3.7 基準ビュレット 計量法第103条第1項の規定によって基準器検査に合格し,かつ,有効期間内にあるビュレット。
3.8 基準分銅 計量法第103条第1項の規定によって基準器検査に合格し,かつ,有効期間内にある分銅。
3.9 目量 計量器に記された目盛の一目盛当たりの量。
3.10 電線 糸状のガラスがびん内側の壁間に張り渡された状態。
3.11 ちょう(蝶)当たりきず ちょうの羽根のような形で,びんの外面から内部に入ったきず。JIS S2350 pdf download.