JIS T3251-2019 pdf download.滅菌済み輸液セット− 第12部:単回使用滅菌済み逆止弁.
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 3211-4によるほか,次による。
3.1 逆流防止(blocking) 弁を通る輸液の逆流を止めること。
3.2 組込み逆止弁(built-in check valve) 輸液セットに組み込まれた逆止弁。
3.3 送液流量(feed rate) 開いた弁を通る流量。
4 指示(この規格では不採用とした。)
5 材料
逆止弁に使用する材料は,箇条6〜箇条8の規定に適合しなければならない。 ゴムを使用する場合は,ISO 8871-1及びISO 8871-2の規定に適合しなければならない。
6 物理的要求事項
6.1 微粒子汚染 逆止弁は,微粒子汚染を最小限に抑えた環境下で製造しなければならない。液体が通る全ての部品の面は,平滑で清浄でなければならない。A.1に規定する試験を行ったとき,微粒子の数は,汚染指標を超えてはならない。 組込み逆止弁は,JIS T 3211-4の6.1に規定する要求事項に従わなければならない。
6.2 引張強さ A.2に規定する試験を行ったとき,逆止弁は,保護キャップを除き,15 N以上の引張力に15秒間耐えなければならない。
6.3 気密性 逆止弁は,A.3に規定する試験を行ったとき,空気又は水の漏れがあってはならない。
6.4 内面及び/又は外面接続をもつ接続部分 内面及び/又は外面接続をもつ接続部分は,ISO 80369-7で規定する内面接続器及び/又は外面接続器をもつ接続部分をもたなければならない。ただし,ルアーロックコネクタをもつ逆止弁だけに適用する。
6.5 逆流方向の圧力耐性 A.4に規定する試験を行ったとき,逆止弁は,逆流方向の200 kPaの圧力に耐えなければならない。
6.6 流量(この規格では不採用とした。)
6.7 逆流防止性能 A.5に規定する試験を行ったとき,10 kPa以下の圧力で閉じなければならない。
6.8 開口圧力 A.6に規定する試験を行ったとき,10 kPa以下の圧力で開かなければならない。 注記 耐圧が200 kPaを超える(用途で使用される)逆止弁には適用しない。
6.9 保護キャップ JIS T 3211-4の6.13に適合しなければならない。 7 化学的要求事項 JIS T 3211-4に適合しなければならない。
8 生物学的安全性
8.1 無菌性 JIS T 3211-4に適合しなければならない。
8.2 発熱性 JIS T 3211-4に適合しなければならない。
8.3 毒性 逆止弁の毒性を評価するときは,JIS T 0993-1による。
9 包装 JIS T 3211-4に適合しなければならない。
10 表示 JIS T 3211-4に適合しなければならない。JIS T3251 pdf download.