JIS T8024-2020 pdf download

JIS T8024-2020 pdf download.熱及び火炎に対する防護服− 火炎及び放射熱ばく露時の熱伝達性測定方法
1 適用範囲
この規格は,対流熱及び放射熱を合わせた複合熱源を,水平に取り付けた耐炎性材料へばく露したときの,熱伝達性の測定方法について規定する。ばく露条件は,対流熱及び放射熱がおおよそ50:50の混合になるように調節する。総ばく露熱流束は,84 kW/m2である。 この測定方法は,耐炎性のある単層又は積層の生地に用いることができる。ただし,耐炎性をもたない生地に用いることを目的としない。 放射熱だけ,火炎への接触だけなど,他の形態の熱源にばく露した生地を評価することを目的としていない。放射熱だけによる生地の熱伝達を評価する場合には,JIS T 8020,また,火炎への接触だけによる生地の熱伝達を評価する場合には,JIS T 8021による。 この測定方法は,対流熱及び放射熱にばく露した後に,着火又は継続して燃焼し続ける生地には適用しない。 この規格は,対流熱及び放射熱の両方をばく露したときに,素材,生地,組み合わせた製品などに生じる特性を測定し評価するために用いるのはよいが,実際の火災環境下における素材,生地,組み合わせた製品などの火災の危険性及び火災リスクを規定又は評価するためには用いない方がよい。しかし,この測定方法の結果を,特定の使用下における火災リスクアセスメントに関連する全ての要因を取り入れた火災リスク調査の構成要素として用いてもよい。
注記1 この測定方法は,垂直方向に設置した耐炎性生地に対流熱及び放射熱を合わせた複合熱源で,熱をばく露したときの熱防護性又は実際の防護服に用いたときの熱防護性とは相関しない場合がある。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 17492:2019,Clothing for protection against heat and flame−Determination of heat transmission on exposure to both flame and radiant heat(MOD)なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS T 8020 熱及び火炎に対する防護服−放射熱ばく露による防護服材料の性能評価 注記 対応国際規格:ISO 6942,Protective clothing−Protection against heat and fire−Method of test: Evaluation of materials and material assemblies when exposed to a source of radiant heat JIS T 8021 熱及び火炎に対する防護服−火炎ばく露時の熱伝達指数測定方法 注記 対応国際規格:ISO 9151,Protective clothing against heat and flame−Determination of heat transmission on exposure to flame IEC 60584-1,Thermocouples−Part 1: EMF specifications and tolerances IEC 60584-3,Thermocouples−Part 3: Extension and compensating cables−Tolerances and identification system
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 亀裂及び孔(break-open) 熱ばく露時に生じる亀裂及び孔の形成。
3.2 熱傷(ねっしょう)(burn injury) 人体皮膚内部の異なる深さで生じる熱による損傷。 注記 人体皮膚の熱傷は皮膚が熱せられ,かつ,上昇した温度に限界時間までばく露されたときに生じる。熱傷の程度(第一度,第二度及び第三度)は,上昇した温度とその温度でのばく露時間とに依存する。この規格における生地材料の性能は,第二度熱傷に関連しており,第二度熱傷を引き起こすのに必要な熱量と生地試験片内部を伝達する時間との積で表す総熱量で評価する。第二度熱傷は,表皮及び真皮の境界面まで熱侵食があることを示す。
3.3 炭化(charring) 材料が熱エネルギーにさら(曝)されたときに炭素質の残さを生成する現象。
3.4 滴下(dripping) 素材の溶融又は液化によって落下する材料の変化。
3.5 ぜい(脆)化(embrittlement) 熱分解又は不完全燃焼で生じるぜい(脆)性残さを生成する現象。
3.6 ばく露熱(exposure energy).JIS T8024 pdf download.

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