JIS X0305-2020 pdf download.国際標準図書番号(ISBN)
4 国際標準図書番号(ISBN)の構成
4.1 ISBNの一般構成 ISBNは,附属書Aの規定に従って付与する。ISBNは,0から9までの13桁1)の数字で構成し,次の構成要素に分かれる。
注1) この規格の1999年版では,0から9までのアラビア数字で構成された10桁のISBNが規定されている。ただし,チェック数字の場合においてだけ,文字Xが使われることがあった。
a) GS1記号
b) 国記号
c) 出版者記号
d) 書名記号
e) チェック数字 人が読んで判断できる形式(主にデータ処理機器での使用を意図した形式とは対照的に,主に人が読んだり書いたりすることを意図した形式)でISBNを表示する場合,ISBNの先頭にはISBN2)の4文字を付けなければならず,ISBNを構成する各記号を次の例のようにハイフン(‐)で区切ることが望ましい。 例 ISBN 978-90-70002-34-3 注2) ISBNの10桁から13桁への移行期には,ISBNをISBN-10又はISBN-13と記述し,その後にISBNのそれぞれの数字を続けることもあった。ISBNは現在,13桁の形式だけ有効であるため,全てのISBNはISBNだけで始まる。 ラテンアルファベットを使用していない国では,“国際標準図書番号”を現地の書体で表したものの適切な省略形を,ラテンアルファベットの必須文字ISBNとともに示してもよい。
4.2 GS1記号 ISBNの最初の構成要素は,3桁のGS1プレフィックスとする。ISBNに割り当てられる有効なGS1プレフィックスの指定に関する技術情報は,附属書Bに規定する登録機関から入手可能でなければならない。
4.3 国記号 ISBNの2番目の構成要素は,国記号を示す。この記号は,ある特定のISBNが属する国,言語,地域などを区分けした活動地域を識別する。 国記号は,登録機関が割り当てる。 国記号の長さは,想定された出版点数によって異なる。国記号の長さは,登録機関が決定する。国記号の長さの検証規則について示す技術情報が,登録機関から入手可能でなければならない。
4.4 出版者記号 13桁のISBNの3番目の構成要素は,そのISBNの登録者を示さなければならない。この記号は,登録機関が指定した規定に従い,それぞれの国記号に割り当てられた範囲から割り当てなければならない。多くの場合は,出版者記号は単一の発行者を指し示す。ある状況下では,複数の発行者が同じ出版者記号を共有してもよい。これは,通常,合併又は特定の出版物に関連したその他の商業活動の結果として起こる。JIS X0305 pdf download.