JIS X0500-2020 pdf download.自動認識及びデータ取得技術−用語
01.01.29 メッセージ (1)[message (1)] 発信元から送信先へ伝送される情報の単位。
01.01.30 メッセージ (2)[message (2)] 情報理論及び通信理論における,情報を伝送するために順序付けられた文字列。
01.01.31 レコード(record) 1単位として取り扱われるデータ要素の集合。 [JIS X 0004の04.07.03参照]
01.01.32 ファイル(file) 一つの単位として取り扱われる,名前を付けられたレコードの集合。 [JIS X 0004の04.07.10参照] 注記 ファイルはコンピュータ,携帯データ端末,又は情報管理システムに保存される。
01.01.33 タグ[tag (hypermedia)] データテキスト又は目的物を構造化するために用いるマークアップ言語内の言語要素。 05.05.05の“タグ”の定義参照。 例 開始タグ及び終了タグ。
01.01.34 意味論(semantics) データ領域の目的を識別するための方法。 例 自動データ取得で使用される意味論の例は,ISO/IEC 15418のANS MH10.8.2 Data Identifiers,GS1 Application Identifiers,及びX12/EDIFACT/CII EDI Data Element Qualifiersが挙げられる。
01.01.35 構文(syntax) 適切な識別子,区切り記号,分離記号,及びメッセージ中のデータ以外の文字の使用を規定する規則を含む,データをメッセージとして形成するための方法。 注記1 構文は,話し言葉の文法と同等のものである。 例 自動データ取得で使用される構文の例としては,ISO/IEC 15434,Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Syntax for high-capacity ADC mediaが挙げられる。 注記2 対応国際規格では,ISO/IEC15434/ANSI MH10.8.3-Syntax for High Capacity ADC Mediaと記載しているが,間違いなので,この規格では正しい規格番号及び名称にした。
01.01.36 2進化10進表記法,BCD(binary coded decimal, BCD) 0から9までのそれぞれの数字を,4ビットの2進形式の集合で表す10進数の表現方法。 例 各桁を8-4-2-1の重みとする2進化10進表記法では,10進数23の表記は0010 0011となる。一方,2進表記法では10111となる。
注記 コンピュータで有限桁の少数データを取り扱う場合などに,2進数に変換して処理することによって,丸め誤差などが発生するのを避けたい処理の場合に有効な表現方法として利用されている。 [JIS X 0005の05.07.01参照]
01.01.37 拡張2進化10進表記法,EBCDIC(extended binary-coded decimal interchange code, EBCDIC) 8ビット文字によって構成される標準コード。
注記1 現在はほとんどの場合,ASCIIが使用されている。 注記2 BCDを拡張してアルファベット,記号などを扱えるようにしたもので,汎用大形コンピュータなどで利用されている。
01.01.38 自動認識システム(automatic identification system) データが記載されたラベル,タグ及び電子タグ又は元々の特性及び所定の特性の,正確で誤解の余地がない識別を実現するためのシステム。記載されたデータ又は特性は,システムの適切な情報源によって調べられる。
01.01.39 機械可読媒体(machine-readable medium) 操作者の人的介在なしに,ある媒体から処理システムにデータの直接転送を可能にする特性をもつ自動データ取得媒体。 注記 一次元バーコード及び二次元シンボル,磁気ストライプ,ICカード,接触式メモリボタン,RFID,バイオメトリクス,光学式文字認識などが機械可読の技術である。データは,通常,データストリーム中のあらかじめ設定された箇所(領域)に格納されている。このデータは,コンピュータプログラムによって解釈できる。
01.01.40 目視可能文字(eye-readable character) 可読文字(01.01.46)参照。
01.01.41 人間可読情報(human-readable information) 関係している機械可読媒体とともに表され,人間に伝えることを意図したテキスト。 注記1 可読情報は通常,ラベルに表示される(例えば,バーコードラベル,二次元シンボルラベル,RFIDタグラベル)。
注記2 可読情報には次の4種類がある。
− 可読表示
− 人向け説明
− データエリアタイトル
− フリーテキスト及びデータ 注記3 人による処理であることが明確な文中の記載では,(人間)という部分を省略して用いることがある。JIS X0500 pdf download.