JIS Z2205-2019 pdf download.スプリット・ホプキンソン棒法を用いた 高変形速度試験方法.
1 適用範囲
この規格は,
スプリット・ホプキンソン棒法を用いた高変形速度試験の中で,圧縮,引張及び曲げの試験方法について規定する。
なお,金属材料,非金属材料など個々の製品規格で圧縮,引張及び曲げの試験方法が規定されている場合には,適用しない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
JIS G 4805 高炭素クロム軸受鋼鋼材 JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線 JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0202及びJIS Z 2241によるほか,次による。
3.1 応力波,ひずみ波 応力又はひずみが波動として伝ぱする波。弾性変形域で波動として伝ぱする場合は,弾性応力波又は弾性ひずみ波ともいう。試験片の応力又はひずみを計算する際には,一次元縦弾性応力波又は一次元縦弾性ひずみ波とみなして取り扱う。
3.2 入力棒 スプリット・ホプキンソン棒法の試験装置を構成する一部品で,試験片に弾性応力波を付与する棒。
3.3 出力棒 スプリット・ホプキンソン棒法の試験装置を構成する一部品で,試験片の変形によって伝ぱする弾性応力波を捉える棒。
3.4 打撃棒 スプリット・ホプキンソン棒法の圧縮試験及び曲げ試験の試験装置を構成する一部品で,入力棒に弾性応力波を発生させるために衝突させる棒。
3.5 打撃管 スプリット・ホプキンソン棒法の引張試験装置を構成する一部品で,圧縮試験及び曲げ試験における打撃棒に相当する役目を果たす管。
3.6 ヨーク スプリット・ホプキンソン棒法の引張試験装置を構成する一部品で,入力棒の一端(試験片締結部ではない。)に固定されており,打撃管との衝突によって入力棒中に弾性応力波を発生させるもの。
3.7 入射波 入力棒中を伝ぱする応力又はひずみの時間変化のうち,打撃棒などの衝撃力によって誘起され,試験片へ向かって進行する弾性応力波又は弾性ひずみ波。
3.8 反射波 入力棒中を伝ぱする応力又はひずみの時間変化のうち,試験片で反射され,入射波と逆向きに向かって進行する弾性応力波又は弾性ひずみ波。
3.9 透過波 出力棒中を伝ぱする応力又はひずみの時間変化のうち,入射波による試験片の変形を通じて誘起される弾性応力波又は弾性ひずみ波。
3.10 動的平衡状態 試験片が変形しているときに,試験片の両端で力が釣り合っている状態。
3.11 機械的インピーダンス 部材の断面積に,密度及び弾性波速度を乗じたもの。 4 記号及び内容 記号及び対応する内容を,表1に示す。JIS Z2205 pdf download.