JIS Z2244-1-2020 pdf download.ビッカース硬さ試験−第1部 : 試験方法
3 用語及び定義
この規格には，定義する用語はない。
4 原理
ダイヤモンド圧子を，試験片の表面に押し込み，その試験力（F）を解除した後，表面に残ったくぼみの対角線長さを測定する（図1参照）。ダイヤモンド圧子は，正四角すい（錘）で，頂点における対面角αは，136°とする。
a) ビッカース圧子
b) ビッカースくぼみ
図1−試験の原理，圧子及びビッカースくぼみの形状
ビッカース硬さは，試験力を，底面が正方形で頂点の対面角が圧子と同じ正四角すいであると仮定したくぼみの表面積で除して得られる値に比例する。
注記1 正四角すいの頂点からの垂線の足は，底面の中心に一致している。
注記2 この規格は，適用できる場合には，国際度量衡委員会（CIPM）の質量関連量諮問委員会（CCM）の枠組みの下で，硬さワーキンググループ（CCM-WGH）が定めた硬さ試験パラメータを採用している（附属書F参照）。
5 記号及び硬さの表示
5.1 記号及び内容
記号及びその内容は，表2及び図1による。JIS Z2244-1 pdf download.