JIS Z8731-2019 pdf download.環境騒音の表示・測定方法.
1 適用範囲
この規格は,環境騒音を表示する際に用いる基本的な諸量及びそれらを測定するための一般的な方法について規定する。
なお,環境騒音とは,一般の居住環境における騒音(望ましくない音)をいう。
注記1 附属書JA及び附属書JBでは,それぞれ環境騒音の評価で基本となる周波数重み付け特性A,周波数重み付け特性C,時間重み付け特性F及び時間重み付け特性Sについて,JIS C 1509-1における規定の概要を参考として示す。
注記2 附属書JC〜附属書JJでは,我が国において,騒音規制法,環境基本法などで規定されている環境騒音の評価等を行うために,実際に用いられている具体的な測定方法を騒音源別に整理し,その概略を参考として示す。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 1996-1:2016,Acoustics−Description, measurement and assessment of environmental noise−Part 1: Basic quantities and assessment procedures ISO 1996-2:2017,Acoustics−Description, measurement and assessment of environmental noise−Part 2: Determination of sound pressure levels(全体評価:MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1509-1 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部:仕様 注記 対応国際規格:IEC 61672-1,Electroacoustics−Sound level meters−Part 1: Specifications JIS C 1512 騒音レベル,振動レベル記録用レベルレコーダ JIS C 1513 音響・振動用オクターブ及び1/3オクターブバンド分析器 JIS C 1514 オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ 注記1 対応国際規格:IEC 61260:1995,Electroacoustics−Octave-band and fractional-octave-band filters 注記2 IEC 61260は現在,part 1〜part 3で構成されている。
JIS C 1515 電気音響−音響校正器 注記 対応国際規格:IEC 60942,Electroacoustics−Sound calibrators
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 音圧,p(sound pressure) 大気中の音波によって生じる大気圧の変動分。 注記 音圧は,パスカル(Pa)で表す。
3.2 A特性音圧,pA(A-weighted sound pressure) JIS C 1509-1に規定する周波数重み付け特性A(附属書JA参照)を掛けて測定する音圧。 注記1 A特性音圧は,パスカル(Pa)で表す。
注記2 周波数重み付け特性は,周波数補正回路ともいう。
注記3 周波数重み付け特性C(附属書JA参照)を掛けて測定する音圧をC特性音圧という。
3.3 音圧レベル,Lp(sound pressure level) 音圧の実効値の2乗を基準の音圧の2乗で除した値の常用対数の10倍で,次の式(1)による。JIS Z8731 pdf download.