JIS G 3194-2020 pdf download.熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量 及びその許容差.
8 外観 外観は,次による。
a) 平鋼には,使用上有害な欠点があってはならない。
b) 平鋼の表面に有害な欠点のある場合,製造業者はグラインダ又は溶接によって欠点の除去又は補修を,次の条件によって行ってもよい。ただし,グラインダ手入れ又は溶接補修後の断面寸法は,その許容差範囲内でなければならない。
1) グラインダ手入れ 平鋼の手入れ部分はきれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は,滑らかでなければならない。
2) 溶接補修
2.1) 平鋼の有害な欠点は,溶接前にチッピング又はグラインダがけなどの適切な方法によって完全に除去する。除去した部分の深さは,呼称厚さの20 %以下とする。ただし,平鋼の端面(コバ面)については,欠点を除去した部分の深さは,端面から呼称厚さ以内(最大12 mm)でなければならない。
2.2) それぞれの面の溶接補修面積は,溶接補修を行った面の面積の2 %以下でなければならない。
2.3) 溶接補修は,鋼材の種類に応じた適切な方法で行わなければならない。
2.4) 平鋼の溶接箇所は,縁にアンダーカット,重なりなどがあってはならない。余盛は,圧延面から少なくとも1.5 mm以上とし,これをチッピング又はグラインダがけなどの適切な方法で除去し,圧延面と同一高さにきれいに仕上げなければならない。
2.5) 熱処理(焼なましを含む。)を行った平鋼は,溶接補修後,あらためて平鋼本体について,熱処理を行わなければならない。JIS G 3194 pdf download.