JIS K 0170-7-2019 pdf download.流れ分析法による水質試験方法− 第7部:クロム(VI).
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0101,JIS K 0102,JIS K 0115,JIS K 0126,JIS K 0211及びJIS K 0215による。
4 共通事項
4.1 一般 化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。流れ分析に関わる一般要求事項は,JIS K 0126による。
4.2 水 この規格で用いる水は,JIS K 0557に規定するA3又はA4の水とする。
4.3 試薬 試薬は,日本工業規格に規定されているもので,試験に支障のないものを用いる。日本工業規格に規定されていない試薬を用いる場合は,試験に支障のないものを用いる。試薬ブランクは,定期的に確認する。 注記 試薬類の溶液名称の後ろに括弧で示す濃度は,標準液以外は,概略の濃度である。
4.4 ガラス器具 ガラス器具類は,特に指定しない場合,JIS R 3503及びJIS R 3505に規定するものを用いる。
5 試料
5.1 試料の採取 試料の採取は,JIS K 0094による。ただし,試料容器は,共栓ガラス瓶を用いる。
5.2 試料の取扱い 試験は,試料採取後直ちに行う。試験を直ちに行えない場合は,JIS K 0102の3.3(試料の保存処理)b) 9)によって保存処理をし,できるだけ早く試験する。
6 測定
6.1 原理 フローインジェクション分析(以下,FIAという。)では,細管中を連続して流れているキャリヤー液中に試料を注入し,1,5-ジフェニルカルバジド溶液の連続した流れと混合し,試料中のクロム(VI)と反応させる。 連続流れ分析(以下,CFAという。)では,空気で分節された試料又は水の流れと1,5-ジフェニルカルバジド溶液の流れとを細管中で混合し,試料中のクロム(VI)と反応させる。生成する赤紫の錯体の540 nm付近の吸光度を測定し,クロム(VI)を定量する。 定量範囲:Cr (VI):0.005〜5 mg/L 注記 装置及び測定条件によって異なるが,繰返し性は,相対標準偏差(%)で表し10 %以下である。
6.2 妨害物質 クロム(VI)を還元する物質は,試験結果に影響を与える。また,モリブデン,水銀,バナジウムなども影響する。
6.3 測定方法の種類並びに試薬及び装置 6.3.1 測定方法の種類 測定方法の種類は,表1による。JIS K 0170-7 pdf download.