JIS K8723-2019 pdf download.ニトロベンゼン(試薬).
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 純度(C6H5NO2)(GC) 純度(C6H5NO2)(GC)の試験方法は,次による。
a) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) マイクロシリンジ又は試料導入装置 1.0 μL又は使用する装置に適切な量を注入できるもの。 2) ガスクロマトグラフ 装置の構成は,JIS K 0114に規定するもの。
b) 分析条件 分析条件は,次による。 なお,別の分析条件でもニトロベンゼンとベンゼン及びm-ジニトロベンゼンとの分離度が1.5以上であれば,その条件を用いてもよい。
1) 検出器の種類 水素炎イオン化検出器
2) 固定相液体 メチルシリコーン,95 %ジフェニル-ジメチルポリシロキサン-5 %-フェニル-メチルポリシロキサン又はポリエチレングリコール
3) 固定相液体の膜厚 0.25 μm〜1.0 μm
4) キャピラリーカラムの材質,内径及び長さ 材質,内径及び長さは次による。
・ 材質は,ほうけい酸ガラス又は石英ガラスとする。
・ 内径は,0.25 mm〜0.53 mmとする。
・ 長さは,25 m〜50 mとする。
5) 設定温度 カラム槽 150 ℃〜200 ℃の適切な温度とし,用いるカラムに応じて昇温してよい。 試料気化室 200 ℃〜250 ℃ 検出器槽 240 ℃〜300 ℃
6) キャリヤーガスの種類及び流量 ヘリウム 1.2 mL/min〜2.4 mL/min 7) 試料の導入方式 直接注入法,スプリットレス注入法及びスプリット注入法 8) 試料の導入量 1.0 μL又は使用する装置に適切な量
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料の導入及び記録 試料をマイクロシリンジ又は試料導入装置を用いてガスクロマトグラフに導入してクロマトグラムを記録する。 なお,あらかじめ,ニトロベンゼンの保持時間を確認しておく。
2) ピーク面積の測定 クロマトグラムのピーク面積の測定は,JIS K 0114の11.3 a)(データ処理ソフト又はデータ処理装置を用いる方法)による。JIS K8723 pdf download.