JIS K6378-7-2019 pdf download.ライトコンベヤベルト−最大引張強さの求め方
5 引張試験機 引張試験機は,
JIS B 7721で規定する3級以上のものを用いる。 なお,ロードセルは,試験するベルトの最大引張力が,ロードセルの最大ひょう量の15〜85 %となるものを用いる。
6 試験片
6.1 形状及び寸法 試験片の形状及び寸法は,図1に示す100 mm長さの平行部をもつダンベル状の形状及び寸法のものとする。
ベルトの構成によっては,試験片の幅が異なる部分で,繊維に異常かつ不均等な応力が働き,標線間で破断しない場合,又はつかみ具部分で滑りが発生する場合がある。そのような場合には,短冊状の試験片で試験をしてもよい[JIS K 6404-2の6.3(試験方法A:ストリップ法)参照]。
6.2 試験片の採取方法 試験片は,図2に示す位置からベルトの長さ方向に5個採取する。
6.3 試験片の状態調節 試験片は,温度23±2 ℃,相対湿度(50±5) %で,24時間以上状態調節を行う。ただし,綿又はポリアミドのように吸湿性の高い材料で構成されるベルトの場合には,48時間以上状態調節を行う。
6.4 試験準備 試験片の中心部に,伸びを測定するために100±0.5 mmの距離で2本の標線を付ける(図4参照)。
7 試験方法
7.1 一般事項 引張試験は,製造後5日以上経過した後に行う。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,それによる。
7.2 試験環境 試験環境は,温度23±2 ℃,相対湿度(50±5) %とする。 7.3 手順 引張試験は,6.1に規定する試験片を用い,試験片が試験中に,ゆがみ,つかみ部分の切れ,滑りなどを生じないように,つかみ具間の距離220±5 mmで正しくつかみ具に取り付けて行う(図4参照)。 引張試験は,引張速度100±10 mm/minで行い,少なくとも最大引張力に達するまで継続する。このとき,最大伸びを求める場合には,ベルトの伸びに対応する引張力をデータ処理装置などによって記録する(図3参照)。試験片が破断するまで引張試験を継続した場合には,試験片の標線間で破断が生じたか確認する。試験片が中央部以外で破断したり,つかみ部分で滑りが発生した場合には,そのデータは採用せず,再試験を行う。 注記 つかみ部の滑りを防止する方法は,JIS K 6404-2の6.2.2(つかみ具)を参照する。JIS K6378-7 pdf dwonload.