JIS K9037-2020 pdf download.p-ロゾール酸(試薬)
今回の改正までの経緯
この規格は,1953年に制定され,1957年,1961年及び1994年(以下,旧規格という。)の改正を経て
今回の改正に至った
今回の改正までの経緯は,次のとおりである
a)1953年にJSK9537ロゾル酸として制定された。
b)1957年に名称をロソール酸に変更する改正を行った
c)1961年に次の改正を行った。
英名を“ ROSOLIC ACID”から“ Rosolic Acid( Pararosolic Acid)”に変更した。
2)性状の表現を“本品は,緑色金属様の光沢のあるかつ色の塊片または赤かつ色の粉末で水に溶けに
くくエチルアルコールに溶けやすい。”から“本品は,緑色金属光沢のあるカッ色の塊片または赤かつ色の粉末で,水に溶けにくく,エチルアルコールに溶けやすい。”に変更した
3)分析技術の進歩に伴い,必要性の低下した1級を削除した
4)エチルアルコール溶状の試料量を“0.2g"から“1g”に変更し,規格値を“澄明”から“ほと
澄明”に変更した。
5)試験項目に強熱残分(硫酸塩)を追加した
6)変色範囲(pH)の規格値を“(黄)6.8~8.2(赤)”から“(ダイダイ色)6.8-8.0(紫赤)”に変更し
7)鋭敏度の判定を“酸性で黄,アルカリ性で赤”から“酸性でダイダイ黄カリ性で紫赤”に変更した。
d)1994年に次の改正を行った
1)名称を“ロゾール酸”から“バラロゾール酸”に変更した性状の表現を“本品は,緑色金属光沢のあるカッ色の塊片または赤かつ色の粉末で,水に溶けにくく,エチルアルコールに溶けやすい。”から“パラロゾール酸は,緑の金属光沢がある褐色の塊片又は赤みのある褐色の粉末で,エタノールに溶けにくく,水及びジエチルエーテルにほとんど溶けない。"に変更した。
3)分析技術の進歩に伴い,定性方法に赤外吸収スペクトル分析法を導入した。
4)エタノール溶状の試験操作を“本品1g+エチルアルコール(95容量%)50ml+水(→100ml)
から“試料0.2g+エタノール(95)10ml→振り混ぜて溶かす+水(→20ml)"に変更した。強熱残分(硫酸塩)の試料量を“0.5g”から“1,0g”に変更し,加える硫酸を“o.5ml"から“1.0mlに変更した.JIS K9037 pdf download.