JIS K6217-6-2019 pdf download.ゴム用カーボンブラック−基本特性− 第6部:ディスク遠心光沈降法による 凝集体分布の求め方.
5 装置装置は,
次による。
5.1 ディスク遠心光沈降(DCP)装置1) 次の条件を満たすもの。
a) ディスクの回転速度が毎分1 000〜11 000回転又はそれ以上の能力をもつ。
b) 正確な回転制御能力[回転速度(rpm)±0.05 %]をもつもの。
c) スピン液の容量が10〜20 mLで,スピン液の温度の変動が少ないもの。
d) 回転しているディスクの安定性及びストリーミング現象2) を確認するためのストロボ発光機能をもつもの。
e) 最適な光学的濁度測定装置をもつもの。
注1) この規格に適用できる装置として,BI-DCP Particle SizerTMがある。 BI-DCP Particle SizerTMは,Brookhaven Instruments社(750 Blue Point Rd., Holtsville, NY 11742, USA)が供給する製品の商品名であり,この装置の日本での入手先として,タイタンテクノロジーズ株式会社(東京都荒川区南千住8-5-7 TEL 03-5604-5690)がある。 この情報は,この規格の利用者の便宜を図って記載するものである。 注2) ストリーミング現象とは,スピン液の表層に注入された試料分散液が小球となってスピン液中を急速に沈降することをいう。
5.2 電力計 発振端子付き超音波発生装置の消費電力量(kWh)を測定できるもの。実験室の電気プラグと超音波発生装置の電源コードのプラグとの間に挿入して用いる。 注記 実際の電力消費量は,デジタルディスプレイに表示される。 5.3 発振端子付き超音波発生装置 出力が100 W以上の能力をもち,少なくとも60 Wの消費電力を提供できるもの(以下,超音波発生装置という。)。
注記 装置の出力は,200 W以上あることが望ましい。また,直径12.7 mmの発振端子を用いるのが適切である。この装置でカーボンブラックを個々の凝集体に効果的に分散させることができる(箇条8参照)。
5.4 マイクロシリンジ 2 mL以下のもの。複数用いてもよい。
5.5 シリンジ 20 mL以下のもの。複数用いてもよい。 6 試薬 試薬は,次による。
6.1 水 蒸留水又はイオン交換水で,ISO 3696に規定するグレード3のもの。
6.2 エタノール JIS K 8101に規定するもの。
6.3 界面活性剤水溶液 非イオン性のもので,質量分率0.02〜0.05 %の水溶液にしたもの。 注記 市販の非イオン性界面活性剤の例として,Nonidet P-40TMがある。これは,Shell Chemicals社が供給する製品である。この情報は,この規格の利用者の便宜を図って記載するものである。
6.4 ドデカン 質量分率98 %以上の純度のものを用いる。
6.5 スピン液 界面活性剤水溶液(6.3),又は水(6.1)。 なお,スピン液は,水酸化ナトリウム水溶液0.1 mol/Lを用いて,pH9.0〜pH10.0に調整してもよい。
6.6 分散液 エタノール(6.2)20 mLと界面活性剤水溶液(6.3)80 mLとの混合溶液。JIS K6217-6 pdf download.