JIS T8161-1-2020 pdf download

JIS T8161-1-2020 pdf download.聴覚保護具(防音保護具)− 第1部:遮音値の主観的測定方法
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 聴覚保護具(hearing protector) 聴覚器を騒音から保護するために,外耳道内若しくは耳介内に取り付けられる装置,又は耳若しくは頭の大部分を覆って取り付けられる装置。 注記 旧規格では,“防音保護具(ear protector)”と定義していた。聴覚保護具は通信用の電子器具,及び/又は聴覚保護具と鼓膜との間の騒音レベルを能動的に低減するように設計された機器を含む。
3.2 イヤーマフ,耳覆い(earmuff) 左右の耳介に押し当てる耳載せ形イヤーカップ(supra-aural),又は耳介の周囲の頭部に押し当てる耳覆い形イヤーカップ(circumaural)からなる聴覚保護具。イヤーカップは,特別なヘッドバンド,ネックバンド,又はヘルメット若しくは他の装置への取付器具によって頭部に押し当てることができる。
3.3 耳栓(earplug) 外耳道内に着用するか,又は外耳道の入口に当てて耳甲介くう(腔)に着用する聴覚保護具。
3.4 ヘルメット(helmet) 頭の大部分を覆う器具。頭部に装着することによって,衝撃エネルギーを吸収して頭部障害を軽減することを目的とするもの。
3.5 聴力レベル(hearing level) ある音において,定められた形のイヤホンにおいて,また,その装置方法において,指定されたカプラ又は人工耳でそのイヤホンによって得られたその音の音圧レベルから定められた標準聴覚いき(閾)値に対応するイヤホンで得られた音圧レベルを差し引いた値。
3.6 聴覚いき(閾)値レベル(hearing threshold level) 片側又は両側耳で聞いた提示音に対する,ある人の聴覚いき(閾)値から基準とされている聴覚いき(閾)値を差し引いた値のデシベル表示。
3.7 聴覚いき(閾)値(threshold of hearing)指定された音が,評定者が聞き取ることのできる音の最小音圧レベル。他の音源から出て両耳のいずれかに達した音は,無視されると仮定している。
3.8 遮音値(sound attenuation) 所与の試験信号で,被験者が聴覚保護具を所定位置に着用した場合と着用しなかった場合との聴覚いき(閾)値のデシベル単位の差。
3.9 ピンクノイズ(pink noise) 周波数の逆数に比例するパワースペクトル密度をもつ雑音。
3.10 基準点(reference point) 全ての客観的音場測定の基準となる試験室内の空間の定点。被験者が測定のために座ったと仮定したとき,被験者の外耳道開口を結ぶ線の中点と一致する。
3.11 残響時間(reverberation time) 音源が停止してから音圧レベルが60 dB低下するのに必要な時間。 注記 ISO 354 [1]を参照 3.12 白色雑音,ホワイトノイズ(white noise) 本質的に周波数に依存しないパワースペクトル密度をもつ雑音。 注記 ANSI S12.6を参照
4 聴覚保護具の遮音値測定
4.1 試験信号 試験信号はJIS C 1514によって規定された中心周波数の1/3オクターブバンドでフィルタリングしたピンクノイズ又は白色雑音から得た信号からなる。試験は,次の中心周波数で測定する。 125 Hz,250 Hz,500 Hz,1 000 Hz,2 000 Hz,4 000 Hz及び8 000 Hz
4.2 試験場所
4.2.1 一般事項 試験場所での音場は,多方向からの音の入射が必要である。そのような音場は,
4.2.2〜4.2.4の要件を満たす場合に十分に近似できる。これらの測定は,被験者及び被験者が座る椅子がない状態で実施しなければならない。
4.2.2 音圧レベル及び音圧レベル変動 音圧レベル及び音圧レベル変動は,次による。
a) 基準点から前後,左右及び上下軸上の15 cmの位置で全指向性マイクロホンで測定される音圧レベルは,基準点で測定した音圧レベルから±2.5 dB以内で,左右の音圧差は3 dBを超えてはならない。また,各々の位置でマイクロホンの向きは同じに保たれていなければならない。
b) 音場の指向性は,中心周波数が500 Hz以上の試験信号で基準点において評価する。測定は自由音場において標準的な指向性である両指向性マイクロホン又は単一指向性マイクロホンを用いて行う。なお,これらマイクロホンは,1/3オクターブ試験信号を用いたときに,両指向性マイクロホンでは正面感度レベルに対して90°の感度レベル差が10 dB以上でなければならない。また,単一指向性マイクロホンでは正面感度レベルに対して180°の感度レベル差が10 dB以上でなければならない。マイクロホンは,基準点で,水平面内で360°回転できる必要がある。それぞれの試験信号における観測された音圧レベルの変動は,表1の許容変動内とする。音圧レベルは,マイクロホンを回転する場合に,15°の角度間隔で測定してもよい。JIS T8161-1 pdf download.

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